函館市内 大型連休のにぎわい 4年ぶりに行動制限なし

4年ぶりに行動制限がなかったことしの大型連休。函館市内の各地は行楽に訪れる人でにぎわいました。

今月1日、函館の観光施設五稜郭タワーでは、こどもの日を前にこいのぼりを揚げる作業が行われました。
職員5人が手作業でこいのぼりを固定したロープを高さおよそ70メートルまで引き上げると、3匹のこいのぼりは早速風を受けて泳ぎ始めました。
タワーには多くの観光客が訪れ、展望台からの景色やこいのぼりを楽しんでいました。
家族で訪れた3歳の男の子は、床のガラス面から見えるこいのぼりを見て、声を上げて喜んでいました。
埼玉県から孫と一緒に訪れた50代の女性は「この子が生まれてすぐに、コロナでいろんなことが規制されてしまったので、今回はマスクもせずいい感じで旅行が出来て幸せです」と話していました。
また、函館朝市でも多くの観光客が訪れ、海産物を購入したり、食事を楽しんだりしていました。
函館朝市の関係者は、ことしは去年の同じ時期の1.5倍ほどの客が訪れたと話しています。
函館朝市で働く40代の女性は、「たくさんのお客様が朝市に来てくれています。この調子で全国・世界のお客様がたくさん函館に足を運んでいただけたらなと思います」と話していました。
一方、市民の憩いの場、函館公園も園内にある遊園地や動物園を目当てに地元の家族連れや学生などが訪れにぎわいを見せていました。
ことしは4年ぶりに飲食ができるエリアなどの規制がなくなり、従来のように園内の坂道沿いに30軒の屋台が並びました。
函館の短大生の女性は、「屋台を回りたくて食べに来ました。函館にこういうのが少ないので、屋台のだいご味が味わえてうれしいです」と話していました。
また、4歳の男の子を連れた男性は「子どもが楽しめるものがいっぱいあって、喜んで走り回ったりして楽しかったようです」と話していました。