”旭岳の自然守ろう”上川総合振興局がクラウドファンディング

大雪山系の旭岳の貴重な自然を守ろうと、道の上川総合振興局は腐食した木道の修理にあてる費用をクラウドファンディングで募っています。

旭岳の中腹に広がる標高およそ1700メートルの裾合平は高山植物・チングルマの国内有数の群生地で、夏には一面に白い花が咲き誇り登山客を楽しませています。
群生地には木道が通っていますが、整備から30年近くがたち一部が腐食していることからチングルマが踏み荒らされるおそれがあるとして、上川総合振興局は去年、木道の修理にあてる費用をクラウドファンディングで募りました。
去年は目標額の200万円に対し、道内を中心に194人からおよそ338万円が集まり、腐食が進んだ木道の撤去や仮設の歩道の設置にあてたということです。
振興局ではことしも来月30日までの期間、200万円を目標に寄付を呼びかけています。
個人の場合はふるさと納税のサイト「ふるさとチョイス」から直接、申し込めるほか、企業や団体の場合は振興局の環境生活課のホームページからダウンロードした申込書で寄付できるということです。
上川総合振興局は「去年の寄付では環境保護に向けた対策の第1歩を踏み出せました。引き続き支援いただけるとありがたいです」としています。