釧路湿原でキタサンショウウオ産卵の観察会 生態懸念も

釧路湿原などに生息し、絶滅危惧種に指定されているキタサンショウウオが産卵のシーズンを迎えています。

キタサンショウウオは国内では釧路湿原と上士幌町などに生息する体長12センチほどの両生類で、氷河期の生き残りとも言われ、絶滅危惧種に指定されています。
釧路湿原では3月下旬から産卵が始まり、日が暮れると、雪どけで出来た水たまりに集まってオスが尻尾を振ってメスを誘い、産卵を促します。
キタサンショウウオの卵は光で照らすと青白く光ることから、「湿原のサファイア」とも呼ばれています。
釧路市では22日、観察会が開かれ、親子連れなど20人が水たまりを懐中電灯で照らし、産み付けられていた卵を観察していました。
参加した人は「卵を見ることができました。きれいでした」と話していました。
釧路湿原周辺ではキタサンショウウオの生息地に太陽光パネルが設置され、生態への影響が懸念されています。
保護活動などに取り組むNPO法人「環境把握推進ネットワークPEG」の照井滋晴代表は「魅力的な生き物が身近にいることをまずは知ってほしい。未来の子どもたちが同じように観察できる環境を残していきたい」と話していました。