新型コロナ 来月8日からの「5類」移行後の道の対応方針決定

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが来月8日、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行するのを前に、道は、コロナの入院患者を、すべての病院が受け入れるよう体制づくりを進めるなどとした今後の対応方針を決めました。

道は、21日開いた対策本部会議で、新型コロナの位置づけが「5類」に移行する来月8日以降の対応方針について決定しました。
「5類」移行後は、現在、全額が公費負担となっている新型コロナの検査や入院などにかかる医療費が原則として一部が自己負担になります。
また、これまで、限られた医療機関が対応してきたコロナの入院患者について、道内すべての病院で入院患者を受け入れられる体制を目指し、道から医療機関に働きかけていくことや、1日の新規感染者数など感染状況の発表については、集計方法の簡略化に伴い、毎日の公表から、週1回の公表に変更するなどとしています。
鈴木知事は「5類になっても新型コロナがなくなるわけではない。道民に混乱を生じることなく、円滑に移行していくことが何よりも重要だ」と述べて、道の各部署に対し、移行に向けた取り組みを万全に行うよう、指示しました。