ラオス支援の手芸品展示販売会 旭川で開催

東南アジアのラオスの障害者や少数民族を支援しようと現地で作られた手芸品などの展示販売会が旭川市で開かれています。

この展示販売会は、世界の困窮する女性などに対して自立支援を行っているNPO法人「サポート・フォー・ウーマンズ・ハピネス」が旭川市で4月10日から開催しています。
このNPOによりますとかつてのラオスではワクチンが普及しておらず、ポリオの後遺症で手足に障害がある人が多かったり少数民族の人々が十分な教育を受けられなかったケースがあるということです。
こうした障害者や少数民族の人たちは今でも安定した職業につけない状況だということでNPO法人ではラオスに作業所を設置し障害者や少数民族の人たちに手芸品などを制作してもらい日本各地で販売しています。
旭川市の展示会場では手縫いのコースターや服、タペストリーなど、およそ300点が販売されていて売り上げはラオスの作業所で働いている障害者や少数民族の人たちに賃金として支払われるということです。
NPO法人の石原ゆり奈代表理事は「ラオスでは障害者などが働く場が十分にありません。商品の流通網を広げて、より多くの人が働ける場所を作っていきたい」と話していました。
この展示販売会は、4月23日まで開かれる予定です。