卵の入荷不足で1人1パックに制限して販売も

千歳市の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが相次いで検出され、ニワトリが大量に処分された影響で、釧路市内のスーパーでは卵を通常の3割程度しか仕入れることができず、客1人につき1パックまでに制限して販売しています。

千歳市の3つの養鶏場で処分されたニワトリはあわせて120万羽余りと、道内で飼育されている採卵用のニワトリの2割以上に上っています。
こうした中、釧路市内のスーパーでは卵の仕入れに影響が出ていて、通常の3割程度しか入荷できていないということです。
卵売り場には、「お1人様1点限り」という張り紙が出され、客1人につき1パックまでに制限して販売しています。
来週以降の入荷は未定だということです。
このスーパーでの卵の小売価格は10個入りの1パックあたり250円台で、先月末と比べておよそ60円値上がりしています。
30代の来店客は「子どもがたまご焼きが好きで1日1回は作るので、卵が無くなったらかわいそうだ。早く普通に買えるようになってほしい」と話していました。
この店で卵を仕入れることもあるというラーメン店の店主は「安定して仕入れられないので味玉の提供をやめている。養鶏場には早く復活してもらえるよう応援している」と話していました。
スーパー「あいちょう釧路」芦野店の伊藤元博店長は「卵が品薄になった経験は初めてで困惑している。相場が下がって家庭で手軽に卵が食べられるようになってほしい」と話していました。