室蘭水道水ベンゼン混入問題 ガソリンの漏えい確認8か月怠る

室蘭市の一部の地区で水道水に有害物質のベンゼンが混入していた問題で、ガソリン漏れのあったガソリンスタンドが、漏えいの確認作業を8か月間にわたって怠っていたことがわかりました。

室蘭市高砂町1丁目の一部の地区では、去年7月、ガソリンスタンドで起きたガソリン漏れが原因で、水道水から国の基準を上回るベンゼンが検出されました。
この問題をめぐり、ガソリンスタンドを運営する「北海道エネルギー」は、週に1回以上行うこととしていた漏えいの確認作業を去年7月までの8か月間にわたって怠っていたことを明らかにしました。
消防法に基づく通知では、地下貯蔵タンクや配管などからの漏えいの点検は1週間に1回以上確認作業を行うことなどを条件に周期を1年に1回から3年に1回にすることが認められていて、この確認作業を怠っていたということです。
問題が発覚したあと、会社側が確認作業を怠っていたことを市の消防に報告し、その際に提出された記録は確認を行っていたという実際とは異なる内容になっていたということです。
消防の調査に対し、ガソリンスタンドの所長は「業務が多忙で確認作業をせず、それが続いてしまった」と話しているということです。
北海道エネルギーは「確認作業を怠ったことでガソリンの漏えいに気付くのが遅れた可能性は否定できず、重く受け止めている。危機管理意識を高め、再発防止に努めたい」としています。