ワインと料理の組み合わせを 函館でソムリエが事業者に講義
道南でワイン産業が活性化する中、ホテルや飲食店の関係者にワインと料理の組み合わせ方を考えてらおうというセミナーが函館市で開かれました。
道内ではワイナリーの数が10年前の3倍ほどに増えていて、28日のセミナーは道内産のワインをホテルや飲食店で提供してもらおうと渡島総合振興局が開きました。
ソムリエの大越基裕さんが講師を務め、「道南でワイナリーが増えつつある中で、食とワインの相性を客にわかってもらうことで、新規の客やリピーターの獲得につながり、地域を活性化できる」と話しました。
そのうえで、料理と香りや味わいが似たワインを選んで食事に一体感を出したり、反対に料理と異なる味わいのものを選んで変化を与えたりすることで食事の楽しみを広げられることを説明しました。
参加した料理店の男性は「魚の脂の強さで合う白ワインも違ってくるなど詳しいことを学べたので、ワインの味わいをお客さんに説明しながら楽しんでもらえるようにしたい」と話していました。
渡島総合振興局の今野一貴主査は「道南を訪れた人が飲食店を利用した際に道南のワインと食のペアリングを楽しんでもらい、ファンになってほしい」と話していました。