彩り野菜として人気のパプリカ 釧路市の植物工場で収穫始まる
彩り野菜として人気のパプリカの収穫が、釧路市の植物工場で始まりました。
釧路市にある植物工場では8年前から年間およそ600トンのパプリカを生産していて、ことしの出荷作業が今週から本格的に始まりました。
この工場では隣の製紙工場から温かい蒸気の供給を受けていて、室内の温度は日中は24度から28度に保たれています。
去年11月下旬に種をまいたパプリカは茎が2メートルほどの高さに成長して赤や黄色の実を付け、従業員が1つ1つ丁寧に収穫していました。
釧路産のパプリカは肉厚でずっしりと重く、甘みが強いのが特徴です。
28日、4トンを収穫し、大きさごとに箱詰めしていました。
パプリカを栽培している「北海道サラダパプリカ」の田辺利信社長は「サラダで生で食べるのがおすすめですが、丸ごとアルミホイルで包んで焼いて食べると甘みが際立っておいしいです」と話していました。
パプリカの出荷作業は11月下旬まで行われ、道内や関東を中心に出荷されます。