WBC優勝に貢献 日本ハム・伊藤大海投手がチームに戻る
野球のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックで日本代表のメンバーとして優勝に貢献した日本ハムの伊藤大海投手が24日、チームに戻りました。伊藤投手は会見で「すごく勉強になることが多く、改めて野球のすばらしさを感じた」と大会を振り返りました。
伊藤投手は、日本ハムでは先発投手ですが、今月開催されたWBCでは日本代表で中継ぎとして起用され、1次ラウンドの中国戦で9回に登板して三振2つを奪い、3人で抑えたほか、準々決勝のイタリア戦では、5回に日本が失点したあと、ツーアウト一塁三塁の場面で登板し、4番バッターをショートフライに打ち取って役割を果たしました。
そして、伊藤投手は日本時間の22日に行われたアメリカとの決勝では、2点リードの6回に登板して、3人で退ける完ぺきな内容で、日本の3大会ぶりの優勝に大きく貢献しました。
23日にアメリカから帰国した伊藤投手は24日、チームに合流し、日本ハムの新球場のエスコンフィールド北海道で練習を行いました。
伊藤投手は練習後に会見を行い、「すごく勉強になることが多く、改めて野球のすばらしさを感じた。すべてが印象に残っているがやっぱり決勝のマウンドに立てたのがうれしかった。そこでしっかり自分らしく攻められたのはいい経験になった」と大会を振り返りました。
また、日本ハムから大リーグに移籍したダルビッシュ有投手と大谷翔平選手から学んだことについては、「あれだけメジャーで活躍していても向上心があり、野球が大好きな気持ちを忘れずに、『もっとうまくなりたい』といつでも考えていたのでそういう姿勢を改めて大事にしたいと思った。それが野球選手のあるべき姿だと改めて認識した」と話しました。
そして、今月30日から始まる今シーズンに向けて、伊藤投手は、「WBCは終わったことなので切り替えて、WBCでの経験をしっかり生かして満足することなく、チームの優勝に向かって大事なひとつのピースになりたい」と意気込みを示しました。