道東ゆかりの千人の理想集めた本寄付 “子どもの夢を後押し”
道東の情報発信を行う団体が、地元ゆかりの1000人の理想を集めた本を十勝のすべての公立学校に寄付しました。
この本は、一般社団法人「ドット道東」がクラウドファンディングで資金を募り去年出版したものです。
本には道東にゆかりのある1000人が実現したい理想が掲載されていて、団体では子どもたちの夢を後押ししたいと、先月までに十勝に155あるすべての公立学校に1冊ずつ寄付したということです。
20日は団体の野澤一盛専務理事が十勝教育局を訪れ、新山知邦局長に「十勝には自分のやりたいことを仕事にするなどおもしろい人がいる。特に若い世代に伝えたいと思い触れる機会の多い学校に寄付させていただいた」と本に込めた思いを伝えました。
これに対し新山局長は「教育局でも、子どもの十勝への理解や愛着を育むための取り組みや人材育成を進めている。近い部分があると感じたし心強い」と応じていました。
訪問のあと野澤専務理事は「自分の住む地域では夢がかなわないと思っている子もいると思う。同じ夢を十勝でかなえている人がいると知ってもらい踏み出す勇気をもってもらえたら」と話していました。
この本は今後、釧路・根室・オホーツク地方の公立学校にも配られる予定だということです。