道南で盛んになっているワイン造りに興味を 北斗の高校で授業

道南で盛んになっているワイン造りに興味を持ってもらおうという授業が北斗市の高校で開かれました。

この授業は渡島総合振興局が北斗市の大野農業高校で開いたもので、およそ130人の生徒が参加しました。
北海道のワインの認知度向上などを目指す団体の阿部眞久さんが講師となり、道内ではワイン造りが年々盛んになって品質も向上し、国が特産品を地域ブランドとして保護する「GI=地理的表示」に登録されていることなどを紹介しました。
そのうえで、比較的雪が少ない道南では、フランスの老舗ワイナリーが数年前からブドウの栽培を始めるなどワインの産地化が活発になっていることを説明し、「ワインは地域の風土を封じ込めた産物なので、造り手にはやりがいがある」などと魅力を話していました。
参加した生徒は「畑ごとにブドウの作り方や味が違うという話が印象的でした。ワイン造りの仕事は魅力的だと感じましたし、今後の進路の1つとしても考えたいです」と話していました。
渡島総合振興局の今野一貴主査は「持続的なワイン産地を目指すため、若い世代に将来の担い手になってほしいと考えており、ワイン産業に興味を持ってもらえたらうれしい」と話していました。