新年度の新千歳空港 国内線はコロナ前の92%まで回復見通し
新千歳空港などを運営する北海道エアポートは、新年度=2023年度の事業計画を発表し、新千歳空港の国内線の利用客数は新型コロナウイルスの感染拡大前の92%にまで回復するという見通しを示しました。
それによりますと、新千歳空港の新年度の利用客数は、新型コロナの影響が緩和していることから国内線では1910万人余りと、感染拡大の影響がなかった2019年の92%にまで回復する見通しです。
また、国際線の利用客数は241万人余りと、韓国との便に加えて、今後は中国本土との便などの運航再開が見込まれるとして、感染拡大の影響がなかった2019年の62%にまで回復するという見通しを示しています。
業績の回復に向けて、新千歳空港の国際線ターミナルの北側にビジネスジェットの専用施設を新たに建設し、新年度内の運用開始を目指しています。
北海道エアポートの蒲生猛社長は「少しずつ光は見えてきたが、この3年間で相当痛手を負い、極めて厳しい状況に変わりはない。業績の回復に向けて、気を引き締めて経営にあたりたい」と述べました。