国際クルーズ船受け入れ再開前に 函館で新型コロナ対応を協議
新型コロナの影響で停止されていた国際クルーズ船の受け入れが函館港で再開されるのを前に、新型コロナの対応などについて話し合う協議会が開かれました。
道内で最も多くのクルーズ船が寄港していた函館港では、今月25日に3年4か月ぶりに国際クルーズ船の受け入れが再開される予定です。
これを前に受け入れ体制について話し合う協議会が開かれ、函館市の職員や医療関係者などおよそ25人が集まりました。
このなかでことし10月末までに国際クルーズ船が40回、国内クルーズ船が2回、寄港予定であることが説明されました。
また、国際クルーズ船の中で新型コロナの感染者が確認された場合、原則的には船内での隔離とし、重症化リスクが高い人や救急の患者などは市内で受け入れるとして、連絡体制や入院先の調整方法などを確認していました。
一方、新型コロナの感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行する5月8日以降については、改めて対応を考えたいとしています。
協議会の会長で函館市港湾空港部の田畑聡文部長は「混乱なく皆さまに受け入れてもらえるよう、船会社とも個別に意見交換しながらスムーズに運航できるよう対応していく」と話していました。