芸術祭 はこだてトリエンナーレ開催中
函館を舞台にした芸術祭、「はこだてトリエンナーレ」が道立函館美術館など市内の4つの会場で開かれています。
およそ3年ごとに開かれている「はこだてトリエンナーレ」は今回は「北国を旅する芸術祭」をテーマに函館市内の4つの会場で開催されています。
このうち道立函館美術館では、市内の高校生のほか、アフリカのルワンダやニューヨーク在住のアーティストなど、あわせて38人の作品100点以上が展示されています。
このうち小樽市に住む美術家の阿部典英さんの作品は、カラフルに彩られたクラゲ5体が独特な形で立体的に表現されています。
また北斗市にある福祉作業所の利用者の作品コーナーでは、絵の具やペンなどを使って描かれたものなど利用者が自由に制作した様子が伝わってきます。
実行委員会の紀あさ共同代表は「美術館でゆったりと作品を楽しむとともに、ほかの会場にも移動しながら作品に出会うことで、その人にとっての新しい旅になればと思います」と話していました。
「はこだてトリエンナーレ」は今月22日までで、道立函館美術館のほか、道南いさりび鉄道の「ながまれ号」の車内と函館バスのバス停「五稜郭タワー前」、それに函館バスの「元町ベイエリア周遊号」の車内も会場となっています。