雪崩事故を受け警察がバックカントリースキー注意呼びかけ
道内で相次ぐ雪崩や遭難による事故を防ごうと警察官が日高町と清水町にまたがる日勝峠の駐車帯でスキーで訪れた人たちに事故への注意を呼びかけました。
道内では雪崩や遭難による事故が増加していて、3月5日には十勝の清水町の「ペケレベツ岳」でバックカントリースキーをしていた61歳の男性が雪崩に巻き込まれ6日発見され、死亡が確認された事故が起きています。
この事故を受けて日勝峠の駐車帯で、警察官6人がバックカントリースキーのために訪れた人たちに対して、「気をつけてください」と声をかけたり、遭難事故の発生状況を伝えたりしていました。
また、道警のヘリコプターも日勝峠の頂上付近でパトロールをして、注意するよう呼びかけていました。
警察によりますと2月末までに道内で確認された山岳での遭難は34件で、このうちバックカントリースキーによる遭難は28件と全体の8割に上っています。
また、雪崩によって3人が亡くなっているということです。
新得警察署の山崎英治地域・交通課長は「この時期は雪崩発生の危険性が高まっているので十分注意してほしい」と話していました。