北大の入学試験で日本史の問題にミス 合否判定に影響なし

北海道大学は、先月実施した2次試験・前期日程の「日本史」の問題に出題ミスがあったと発表しました。合否の判定に影響はないとしています。

出題ミスがあったのは、北海道大学が先月25日に実施した2次試験・前期日程のうち地理歴史の「日本史」の問題です。
大学によりますと、渋沢栄一らによって設立された大阪紡績会社に関する問題文で、設立時期について、正しくは「1882年・明治15年」と表記すべきところを、「1883年・明治16年」と表記していたということです。
出題者が入試問題の見直し作業を行った際に誤りに気づいたということで、大学では、「日本史」を受験した総合入試文系と文学部の受験生、合わせて253人について、この問題を正解として扱う措置をとりました。
北海道大学は合否の判定に影響はないとしていて、「受験生に対してご迷惑をおかけして申し訳ありません。再発防止に努めます」とコメントしています。