気軽に本を 滝川市立図書館が高齢者施設で本の入れ替え
滝川市の市立図書館では図書館まで足を運べない市民にも気軽に本に触れてもらおうと、地域の施設などに読書の環境を整備する取り組みをしています。
このうち滝川市江部乙町の高齢者施設では12年前から施設内に図書コーナーを設けていて、図書館に行くことができない入所者が利用しています。
市立図書館ではこの施設の図書の入れ替えを毎年行っていて、3日は歴史小説やエッセーなどシニア向けの本を含む320冊余りを届けました。
新しい本との入れ替え作業が終わると、本好きのお年寄りたちがさっそく気に入った本を見つけてテーブルで読んだり貸し出しを受けたりしていました。
84歳の男性は「推理小説が好きなので、いつも楽しみです」と話していました。
また84歳の女性は「ここでは時間がたっぷりあるので、文字が大きい本を読みたいです」と話していました。
滝川市立図書館の菊地一則係長は「さっそく本を楽しんでいただきうれしいです。これからも要望があれば、図書をお届けしたいです」と話していました。