函館市教委 卒業式ではマスク着用せずを基本と通知
函館市は、市立のすべての幼稚園や学校に、3月行われる卒業式では校歌を斉唱するときなどを除いてマスクを着用しないことを基本とするよう通知しました。
卒業式をめぐっては、文部科学省が2月10日、児童・生徒や教職員は式典全体を通してマスクを着用しないことを基本とする方針を示しました。
これを受けて、函館市教育委員会は2月15日、市立のすべての幼稚園から高校までの50校に、マスクの取り扱いについて通知を出しました。
通知では、児童・生徒や教職員は入場や退場、式辞など式典全体を通じてマスクを着用しないことを基本とすること、ただ、校歌などを斉唱するときにはマスクを着用することなど、一定の感染対策を講じるとしています。
一方で、マスクの着脱を強制しないことやマスク着用の有無で子どもたちの間で差別や偏見などが生じないよう適切に指導することも求めています。
保護者や来賓に対してはマスクの着用や、座席での距離を確保するよう求めていますが、参加人数の制限はないとしています。
函館市教育委員会は「マスクの着用については文部科学省や道の通知に従い、対応していきたい」としています。