七飯町 小学生が「かまくら」づくりを学ぶ体験会
七飯町のスキー場で小学生が「かまくら」づくりを学ぶ体験会が開かれました。
この体験会は、鹿部町の教育委員会が子どもたちに自然の中での学習の機会をつくろうと開かれ、鹿部小学校の児童36人が参加しました。
はじめに元自衛隊員で山岳ガイドの佐伯秀信さんが短い時間でかまくらをつくる方法を説明したあと、子どもたちが実際につくり始めました。
子どもたちは最初に袋に雪を詰めたあと、その周りに雪をかぶせることで背丈ほどの大きさの雪山をつくりました。
雪山が背丈ほどの大きさになるとスコップで横穴を掘って袋を取り出して、およそ1時間半ほどで5つのかまくらが完成しました。
子どもたちは雪まみれになりながら、力を合わせて雪を運んだり穴を掘ったりして、かまくらが完成すると中に入って寝転がったり写真を撮ってもらったりしていました。
参加した6年生の女の子は「氷で冷たいかと思ったけど中は暖かかったです。みんなで力を合わせてつくるのは大変だったけど楽しかった」と話していました。
体験会では、かまくらは雪山で迷ったときに命を守るために有効であることも紹介され、鹿部町教育委員会の安住広大主事は「かまくらづくりを通して地元の自然を学んでほしい」と話していました。