北斗市 新年度予算案を発表 過去最大
北斗市は人口減少問題や成長産業への対策などに重点を置いた一般会計の総額が過去最大となる222億円余りの新年度当初予算案を発表しました。
10日発表された北斗市の新年度当初予算案は一般会計の総額で222億1310万円余りとなり過去最大だった今年度の当初予算より404万円余りわずかに増加しました。
このうち人口減少問題への新たな取り組みの1つとして、漫画やアニメのファンが作品と関係のある場所を訪れる「アニメツーリズム」を活用し、北斗市とゆかりのある漫画「北斗の拳」を生かしたプロモーション事業への補助金に500万円を盛り込みました。
また、市の魅力を中長期的に高めることが期待できるとして、市内で建設が進むワイナリーを核とした新たな地域振興の対策事業費に2億110万円余りを計上しました。
さらに小中学校の給食費で各家庭の第2子以降の小学生と中学生の全額免除や、物価高騰による材料費の上昇分を市が負担する費用として1億8320万円余りを盛り込んでいます。
池田達雄市長は「原油価格の上昇による燃料費の大幅な増加などの厳しい状況を踏まえ、新年度の予算ではこれまで以上に事業の選択と集中という視点をもって予算編成を行っていく」と述べました。