留萌の幼稚園で冬の地震を想定した訓練

雪で足元が悪くなる冬に大きな地震が発生することを想定した訓練が留萌市の幼稚園で行われました。

この訓練は留萌市の「かもめ幼稚園」で毎年行われていて、9日は、3歳から6歳までの園児80人余りが参加しました。
訓練は留萌沖を震源としたマグニチュード7の地震が発生し大津波警報が出たという想定で行われ、園児たちは非常ベルが鳴り響くと、机の下にかがみ込んで身の安全を確保をしました。
そして、ジャンバーや帽子をすぐに着用し、先生の指示に従って列に並び園庭まで走って避難しました。
避難の途中で「怖い」と泣き出してしまう園児もいましたが先生に励まされ、5分ほどで全員が園庭に避難しました。
このあとの昼ごはんの時間にはテーブルのない避難所でも上手に食べられるように床の上でスプーンを使って非常食を食べる体験も行われました。
園児たちはお湯か水で調理できる「アルファ米」を使用した「わかめごはん」などを試食し「おいしい」と笑顔でほおばっていました。
訓練に参加した女の子は「ベルが鳴って泣いちゃいました。怖かったです」と話していました。
また、男の子は「先生が地震だよって教えてくれたから、ちゃんと走って逃げることができました」と話していました。