福島町 有害鳥獣の処理施設建設へ 来年4月の稼働目指す
福島町は、食害などの原因となるエゾシカの捕獲数が近年増加し、駆除や解体処理にあたる人員の負担が増えていることから有害な鳥獣の処理施設を新たに建設し、来年4月の稼働を目指すことになりました。
福島町によりますと、町では近年、エゾシカによる農作物への食害や踏み荒らしなどの被害が増えていて、それに伴い捕獲されたエゾシカの数が2021年度は110頭と前の年度よりおよそ36%増加しました。
今後も増加が見込まれる一方で、町内には有害な鳥獣を駆除したり解体処理を行う人員が4人しかおらず、作業の負担が大きくなっているとして、町は有害な鳥獣の処理施設を新たに建設することにしました。
処理施設は木造平屋の床面積およそ200平方メートル、総事業費6880万円で、4月からの新年度に工事を開始し、来年4月の稼働を目指すということです。
福島町は「施設の稼働を始めたあとは近隣の松前町、知内町、それに木古内町の3つの町からの有害鳥獣も受け入れる方向で検討している」としています。