札幌市新年度予算案 過去最大1兆1900億円程度で最終調整
札幌市は編成作業が大詰めを迎えている新年度予算案について、一般会計の総額を過去最大となる1兆1900億円程度とする方向で最終的な調整に入りました。今回は市長選挙を控え、新規事業を抑えた「骨格予算」となりますが、増額をする除雪費や新型コロナ対策の経費が総額を押し上げる形になったということです。
札幌市の関係者によりますと、市の新年度・令和5年度予算案は一般会計の総額で1兆1900億円程度と、6年続けて1兆円を超え、今年度の当初予算をおよそ300億円上回り、過去最大となる見通しです。
今回は4月の市長選挙を控え、新規事業を抑えた「骨格予算」となりますが、気象の変化に、より機動的に対応するため過去最大の260億円程度を計上することとした除雪費や新型コロナ対策の経費などが総額を押し上げる形になったということです。
一方、市は、あわせて今年度の補正予算案を提出する方針で、物価高騰対策として小売店や飲食店で使えるプレミアム付き商品券の発行に必要な経費などを盛り込むことにしています。
これらの予算案について、市は2月13日から開かれる予定の市議会の定例会に提出する方針です。