公立高校出願状況 全日制0.98倍 4年連続で1倍下回る
道内の公立高校のことしの入学試験の出願状況が発表され、全日制の倍率は0.98倍と4年連続で1倍を下回りました。一方、今年度から推薦入学者選抜が「自己推薦」に変わったことなどを受けて、全日制の推薦の出願者数は去年に比べ2倍近くに増えています。
道教育委員会によりますと、道内の公立高校218校のことしの入学試験の出願者数は、23日現在で▼全日制が2万9480人、▼定時制が952人で合わせて3万432人と募集定員の3万2100人を1600人余り下回りました。
募集人員に対する倍率は、▼全日制で0.98倍、▼定時制で0.48倍となり、全日制の倍率は4年連続で1倍を下回りました。
道内の普通科で倍率が最も高いのは、▼札幌国際情報高校の1.9倍、次いで▼札幌旭丘高校と▼札幌平岸高校、それに▼市立函館高校の1.7倍となっています。
一方、全日制の普通科で出願者の数が定員に達していない高校は96校となっています。
また、今年度から推薦入学者選抜が、「中学校長推薦」から「自己推薦」に変わったことなどを受けて、全日制の推薦の出願者数は6600人余りと去年に比べ1.8倍に増えています。
出願の変更は今月27日から来月2日の午後4時までで、一般入試の学力検査は3月2日に行われます。
学校別・学科別の詳しい出願状況は道教育委員会のホームページで公開されています。