木古内町でモルックに高齢者が挑戦 フィンランド発スポーツ

認知症予防や健康作りに役立ててもらおうと、木の棒を投げてピンを倒し得点を競うスポーツ、「モルック」を高齢者が体験する催しが木古内町で行われました。

この催しは町の保健福祉課が開いたもので、24日は地域の高齢者11人が参加しました。
参加者たちが体験したフィンランド発祥のスポーツ、「モルック」は、木の棒を投げて倒したピンの点数が50点になるように競うもので、50点を超えると25点に減点されるなど、体を動かしながら頭も使うのが特徴です。
参加者たちは、投げた棒がピンに当たらないなど最初は苦労する人もいましたが、徐々に慣れていった様子で、狙いを定めてピンを倒すと大きな拍手が上がりました。
町内に住む70代の女性は「モルックを初めてやりましたが、感覚がつかめなくて難しかったです。みんなとモルックができて楽しかったです」と話していました。
木古内町保健福祉課の西村亮主査は「モルックは計算するなど頭も使うスポーツなので、高齢者の介護予防に役立てて欲しい」と話していました。