オホーツク海側 斜里町の海岸に大量のイワシ打ち上げ

オホーツク海側の斜里町で、大量のイワシが海岸に打ち上げられているのが見つかりました。網走水産試験場は原因はわからないとしたうえで、冬に南下するはずのイワシが取り残され、海水温の低下で大量死した可能性を指摘しています。

斜里町によりますと、15日、町内の海岸の広い範囲で大量のイワシが海岸に打ち上げられているのが確認されたということです。
このうち以久科の海岸は16日は雪で一面が覆われていましたが、それをかきわけると体長15センチほどのイワシが次々と見つかりました。
海岸ではイワシを拾う人の姿もみられ、地元の20代の男性は「こんな光景を見たのは初めてです。持ち帰ったイワシは煮つけにしようと思います」と話していました。
道のオホーツク総合振興局などによりますと、オホーツク海側では先週以降、北見市常呂町や雄武町でも海岸にイワシが打ち上げられているのが確認されているということです。
網走水産試験場の担当者は、原因は分からないとしたうえで、「本来であればイワシは冬になると本州のほうへ南下するが、何らかの理由でオホーツク海に取り残された魚が海水温の低下で弱り、大量死してしまった可能性がある」と指摘しています。