障害ある子も遊べる遊具備えた広場 この春札幌にオープン

障害のある子もない子も安全に遊べるように配慮された遊具を備えた広場が、この春、札幌市内の公園にオープンします。

この広場は、札幌市西区にある農試公園のおよそ4000平方メートルの敷地に、老朽化した遊具の取り換えにあわせてつくられます。
導入されるのは障害のある子もない子も安全に遊べるように配慮された「インクルーシブ遊具」と呼ばれる7種類の遊具です。
このうち、道内で初めてという車いすにのったまま利用できる大型の遊具は、車いすでも登れるようにスロープの幅や勾配が工夫されています。
このほか、弱視の子どもでも見やすい色を使った遊具や、車いすに乗ったまま遊べる高さに設けられた砂場などもあります。
遊具を設置する工事は先月終わり、雪どけに合わせてことし4月ごろから子どもたちに開放されるということです。
札幌市建設局は「障害の有無に関わらず、人と人とのコミュニケーションを保つことのできる憩いの場になってほしい」としています。