名寄の中学校グラウンドにクマ 近所の人が目撃 周辺に足跡も

14日午前、道北の名寄市にある中学校のグラウンドでクマ1頭が目撃され、警察は付近の警戒にあたるとともに注意を呼びかけています。

14日午前7時50分すぎ、名寄市豊栄にある名寄中学校のグラウンドにクマが1頭いるのを近くに住む人が目撃し、警察に通報しました。
警察によりますと、目撃した人は▼クマの体長は1メートルほどで、▼中学校の西側にある林に入っていったと話しているということです。
警察や名寄市、地元の猟友会のハンターなどが周辺を捜索したところ、クマが入っていった林から西側の天塩川の河川敷までの複数の場所でクマのものとみられる足跡が見つかったということです。
市の教育委員会は子どもたちの安全を確保するため、名寄中学校と付近の小中学校あわせて4校で集団下校の対応をとりました。
警察によりますと、名寄市内では14日午前9時ごろにも名寄中学校から北西に2.5キロほど離れた国道40号線でクマが目撃されたということで、警察や名寄市は付近の警戒にあたるとともに注意を呼びかけています。