大空町の高校生まちづくり政策を提言 関係人口どう生み出すか
人口減少が見込まれるオホーツク海側の大空町で、地元の高校生がまちづくりの政策提言をまとめ、公開でプレゼンテーションを行いました。
町に政策提言を行ったのは大空高校の1年生と2年生、あわせて4つのグループの生徒です。
町と民間企業でつくるまちづくりのプロジェクトとしてことし9月から放課後を利用して準備を進めてきました。
テーマは人口減少が見込まれるなか、町の外に住みながらさまざまな形で関わる「関係人口」をどう生み出すか。
グループの1つが着目したのは来年の春から使われなくなる大空高校の女満別キャンパスです。
学校をホテルに改装して人を呼び込む「廃校ホテル」を提言しました。
また、別のグループからは農家と働きたい人を結ぶマッチングサービスを作る、町内に自然体験の活動を行う部活動をつくるといった提言も出されました。
「廃校ホテル」を提言したグループの男子生徒は、「すごく緊張しましたが楽しかったです。僕たちのアイデアが実現したら使ってみたいです」と話していました。
また、同じグループの女子生徒は「これが実現できたら大空町もすごいと思うので、高校生も参加できたらいいなと思います」と話していました。
大空町は今回の政策提言をふまえて、実現に向けた取り組みを検討するということです。