相次ぐ虐待で道内の福祉施設に緊急の実態調査へ

道内の障害者施設や高齢者施設で、入所者への虐待が相次いで判明したことを受けて、道は、福祉施設を対象に近く、緊急の実態調査を行う方針です。

道内では、12月に入り、オホーツク海側の西興部村の障害者支援施設や胆振の白老町の介護老人保健施設で、入所者に対し、虐待が行われていたことが相次いで判明しました。
このため、道は、道内の福祉施設を対象に近く、緊急の実態調査を行う方針です。
道は入所者が受けているサービスの内容や職員の業務上の負担感などを把握するための書面での調査をおととし、福祉施設を対象に行っていて、これを踏まえて今回行う調査の手法や内容を検討しています。
今回の事態を受けて、道は道内の福祉施設に対し、職員向けの研修の実施などを指導していて、調査を踏まえて施設が抱える課題を把握し、虐待の防止につなげたい考えです。
道保健福祉部の担当者は「入所者やその家族が安心して施設を利用できるよう取り組みを進めたい」と話しています。