新千歳空港で訪日客に110番啓発 外国人観光客増える見込み

観光で訪れる外国人が事故や事件に巻き込まれた場合に備えて、「110番通報」について知ってもらう催しが、24日、新千歳空港で開かれました。

新千歳空港では水際対策の緩和などを受けて国際線の運航再開が進み、10月はおよそ2800人が国際線を利用しました。
冬の観光シーズン中は道内を訪れる外国人が増えると見込まれていて、警察は外国人が事故や事件に巻き込まれた場合に備え、空港でチラシを配って「110番通報」を周知する呼びかけを行いました。
チラシには「110番通報」が英語や中国語、韓国語などに対応していることが紹介されているほか、防犯に関する情報をまとめた外国人向けのウェブサイトのQRコードも掲載されています。
道警本部生活安全企画課の篠田智之課長補佐は「110番になじみがない外国の人にもチラシを読んでもらい、安心して道内での滞在を楽しんでほしい。道民のみなさんには、困っている外国人を見かけたら110番通報を促すなどして手を差し伸べてもらいたい」と話していました。