函館市に水中ドローンの訓練施設完成 海洋調査や救助に活躍
遠隔操作による水中の撮影や作業が可能で、海洋調査や遭難救助に活躍する「水中ドローン」の訓練施設が、道内で初めて函館市に完成しました。
函館市の潜水会社が建設した施設は、長さ10メートル、深さ4メートルのプールが屋内に設置され、水中ドローンを遠隔操作して作業する訓練を行うことができます。
1日は地元のサルベージ会社の関係者や北海道大学の研究者などが施設を訪れ、訓練の様子を見学しました。
この中では水中ドローンがどのくらいの推進力があるか見学者が実際に引っ張ってみたり、ダイバーがつかまって移動したりする様子も公開されました。
見学した50代の男性は「函館で水中ドローンの訓練ができるのはすばらしい。海の仕事に生かせるのではないか」と話していました。
潜水会社「大歩」の中村徹也社長は「この施設で水中ドローンに触れてもらって、将来の海の仕事を選ぶ選択肢にもしてほしい」と話していました。
この施設では、今後海上保安庁や地域の消防署、それに研究者などが訓練を行うということです。