旅行で必要なサポートは 雄武町で観光介助士のノウハウ学ぶ
お年寄りや障害がある人などをサポートしながら旅行を楽しんでもらう「観光介助士」のノウハウを学ぶ研修がオホーツク海側の雄武町で開かれました。
この研修は誰でも気兼ねなく旅行を楽しめるユニバーサルツーリズムを進めようと、北海道観光振興機構が開き、会場の雄武町のホテルにはおよそ40人が集まりました。
参加した人たちは観光介助士に求められる対応として、車いすの人には検温器や机の高さを合わせることや、目が不自由な人にはコンセントの場所を案内するなどそれぞれの人に合ったサポートのしかたを学びました。
続いて、ホテルの中で車いすの人や目が不自由な人が感じることを疑似体験するワークショップを行い、実際に車いすで段差を乗り越えたり、目隠しをした人を案内したりして旅行で求められる介助を体感しました。
研修に参加した雄武高校ボランティア部の2年生の男子生徒は「観光について興味があるので、ここで学んだことを生かして観光を盛り上げていきたい」と話していました。