釧路 臨港線の「石炭列車」 10月から解体処分へ

かつて釧路市で石炭を運ぶのに使われ、3年前に廃止された「石炭列車」の車両について、売却先が見つからないため、10月から解体処分されることが決まりました。

釧路市内の炭鉱の選別工場から港の石炭置き場までを結ぶ「臨港線」は大正14年に開業し、「石炭列車」として親しまれてきましたが、石炭の採掘量の減少などから3年前に廃止されました。
その後、車両は、選別工場のある旧春採駅の構内に留め置かれたままとなっていて、所有する会社が売却先を探していました。
いったんは別の国内企業に売却する方向となりましたが、新型コロナの影響による輸送費の高騰などで契約が解消されたため、保存するのは難しいとして解体処分が決まったということです。
解体されるのは、機関車4両と貨車28両のすべての車両で、10月から解体の作業を始め、年内には完了する見込みです。
石炭列車が留め置かれた場所には、29日も鉄道ファンが訪れて、解体される前の姿を写真に収めていました。
札幌市から訪れた68歳の男性は「北海道の基幹産業である石炭産業を支えてくれたのが石炭列車だと思う。本当にありがとうと言いたい」と惜しんでいました。