岡田沖縄北方相が根室訪問 元島民“墓参だけでも早期再開を”

北方四島との交流事業をめぐり、元島民らは就任後初めて根室市を訪れた岡田沖縄・北方担当大臣と懇談し、実施が見送られている事業のうち北方墓参だけでも早期に再開するよう要望しました。

岡田沖縄・北方担当大臣は28日、就任後初めて根室市を訪れ、納沙布岬で歯舞群島の島々や貝殻島周辺でコンブ漁が行われている様子などを視察しました。
このあと岡田大臣は、北方領土の元島民や地元自治体の関係者と懇談しました。
四島との交流事業をめぐり、ロシア政府は今月、「ビザなし交流」と「自由訪問」について、日本との合意を破棄したと発表した一方、先祖の墓を訪れる「北方墓参」については、「実施に影響しない」としています。
懇談会で、元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟の河田弘登志副理事長は、実施が見送られている交流事業のうち北方墓参だけでも早期に再開することや、ロシアとの平和条約交渉の再開に向けて粘り強く取り組むよう要望しました。
懇談のあと岡田大臣は記者団に対し、「四島交流事業の再開は今後の日ロ関係の中で最優先事項の1つだ。元島民の皆さんの思いを受け止めながら、再開の日に備えて準備を整えたい。北方領土問題の解決に向けて着実に粘り強く取り組む」と述べました。