10月は臓器移植普及推進月間 札幌で看護学生らが討論会

臓器移植について理解を深めてもらおうと、札幌市の看護学生らが臓器移植をめぐって自分たちに何ができるのかを考える討論会が行われました。

この討論会は、来月の「臓器移植普及推進月間」にあわせて、北海道庁や臓器移植の普及や啓発にあたる北海道移植医療推進財団などが開いたもので、札幌医科大学の看護学生9人が参加しました。
討論会では、看護学生たちが主体となって、移植医療のイメージなどについてお互いに意見を出し合いました。
このなかで看護学生たちからは「移植を受けた人が元気に暮らせるのでよいことだと思う」とか、「1人1人が臓器提供や意思表示について考える機会が大事だと思う」などといった意見が出されていました。
参加した看護学生は「今まで移植の話題を身近なものとして捉えられていなかったが、周りの考えや意見を聞いて、自分が具体的にしたいことを発見できたかなと思う」と話していました。
北海道臓器移植コーディネーターの高橋美香さんは「医療に携わる学生が自分たちにできることは何なのかを考える機会になればよいと思う」と話していました。