札幌 路面電車「延伸は極めて困難」 デマンド交通など検討へ

札幌市中心部と周辺地域を結ぶ公共交通として検討が進められてきた路面電車の延伸について、札幌市は沿線の用地買収が難しいことなどから「延伸は極めて困難だ」とする最終報告をまとめ、今後はAI技術を生かし市民の求めに応じて運行するデマンド交通などの整備を検討することにしています。

札幌市は市中心部を走る路面電車を開発が進むJRの札幌駅や苗穂駅、それに市立病院などがある桑園駅の周辺まで延伸することを10年余り前から検討してきました。
しかし、このほど市はこれまで検討してきたすべてのルートで「延伸は極めて困難だ」とする最終報告をまとめ、市議会の委員会に報告しました。
理由として市は、延伸に伴う沿線の用地買収が難しいことや道路幅の減少でタクシーの運行や荷さばきに支障が出るほか渋滞も懸念されること、それに、延伸しても継続的な赤字が見込まれることなどを挙げています。
これを踏まえ、市は今後、AI技術を生かし市民の求めに応じて運行するデマンド交通や水素を活用した新たな公共交通の整備を検討することにしています。