全数把握見直しでどう変わる オミクロン株対応ワクチン接種は

新型コロナウイルス患者の全数把握を見直し、詳しい報告の対象を高齢者などに限定する運用が今月26日から全国一律の措置として始まります。道内の自治体ではどのように対応が変わるのでしょうか。

現在、医療機関には感染症法に基づいてすべての感染者について詳しい報告が求められていますが、今月26日からは65歳以上の人や入院を要する人など重症化リスクの高い人に報告の対象が限定されます。
これを受けて、道は報告の対象外となる自宅療養者などから保健所に代わって体調の相談などを受け付ける「陽性者健康サポートセンター」を22日に開設し、26日から運用を始めます。
道は、キットによる検査で陽性と分かった人がみずから結果を登録する「陽性者登録センター」とあわせ、詳しい報告の対象外となる患者を支援する考えです。
このほか、保健所を設置する自治体のうち▼札幌市と小樽市はすでに道と同様の仕組みを整えているほか、▼旭川市も今後、同じような仕組みを整備する方針です。
また、▼函館市は体調の相談などを受け付ける窓口は設ける一方、陽性と分かった人がみずから結果を登録する仕組みは今のところ設ける予定はないということです。
一方、全数把握の見直しに伴い、▼参加したイベントなどで感染者が確認された場合にメールで通知する「北海道コロナ通知システム」が今月25日で廃止となるほか、▼国が運用する接触確認アプリ「COCOA」も機能の停止が決まっています。

【オミクロン株対応ワクチン 道内は】
一方、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新たなワクチンの接種も近く道内で始まる見通しです。
新たなワクチンはオミクロン株の▽「BA.1」に対応する成分と▽これまで接種してきた元のワクチンの2種類が含まれている「2価ワクチン」と呼ばれるタイプで、いま主流になっている「BA.5」にも効果があるとされています。
政府が接種の対象としているのは従来のワクチンで2回目までの接種を終えた12歳以上のすべての人で、前回の接種から少なくとも5か月以上経過していることが条件となります。
道によりますと、道内にはすでに配送されているものも含めファイザーとモデルナのワクチンあわせておよそ137万人分が配分されることが決まっているということです。

【接種スケジュール】
主な自治体の接種のスケジュールは次のとおりです。
▽今月24日から江別市が集団接種を始めるほか、▽26日からは北見市が医療機関での個別接種を開始する予定です。
◇北見市は来月18日には市が設けた会場での集団接種も始めるということです。
▽旭川市も早ければ26日から医療機関での個別接種を始めるとしています。
来月8日からは集団接種も始めるということです。
▽函館市は27日から個別接種を、▽札幌市は28日から高齢者施設などでの訪問接種を始める予定です。
◇札幌市は今月30日以降、準備が整った医療機関から個別接種も始める予定で、◇来月6日からは市が設けた会場での集団接種も行う予定です。
さらに、▽小樽市は来週から個別接種を、▽室蘭市は来月1日から集団接種を、▽苫小牧市は来月8日から個別接種をそれぞれ始めることにしています。
また、▽釧路市は来月上旬以降、▽帯広市は来月中旬以降、個別接種や集団接種を予定しているということです。

【札幌市に新ワクチン届く】
新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンが21日、札幌市に届けられました。
21日に届いたのはオミクロン株に対応したモデルナのワクチンあわせて2万3250回分です。
市によりますと、今月24日にはファイザーのワクチン11万1150回分も届く予定だということです。