室蘭の保育園児 交通安全願い成長したひまわりの姿描く
交通事故で亡くなった男の子にゆかりがあるひまわりが室蘭市で花を咲かせ、地元の保育所に通う子どもたちが安全を願ってひまわりの絵を描きました。
これは全国の警察が行っている活動で、11年前に交通事故で亡くなった京都府の4歳の男の子が育てていたひまわりの種を引き継ぎ、各地で育てることで交通安全を呼びかけています。
9日は、室蘭市内の港北保育所に通う年長の園児たち14人が室蘭警察署を訪れ、ことし6月にみずから植えたひまわりが高さ2メートルほどに成長し、大きな花を咲かせた様子を見学しました。
続いて、子どもたちは鉛筆と画用紙を手にひまわりの花や集まってきたハチなどを真剣な表情で描きながら、命の大切さを学びました。
子どもたちが描いた絵は保育所で色を塗って完成させたあと、室蘭警察署の1階ロビーに展示され、訪れる人に見てもらい、交通安全の啓発に役立てられることになっています。
室蘭警察署警務課の東一道課長は「子どもたちの取り組みを通じて大人の皆さんにも同じように交通事故防止の意識をもってほしい」と話していました。