強風による被害 2人けが 一部損壊住宅46軒 農作物被害も

台風11号による強風の影響で、道内では2人が転倒するなどしてけがをしたほか、建物の天井がはがれ落ちたり街路灯や街路樹が倒れたりするなどの被害が出ました。収穫を控えたリンゴやナシなどの農作物にも被害が出ていて、各地で復旧に向けた作業が進められています。

道内では、台風11号と、台風からかわった温帯低気圧の影響で6日から各地で風が強まり、6日夜から7日明け方にかけての最大瞬間風速は▼宗谷岬で35.6メートル、▼留萌市で32.5メートル、▼札幌市で30.2メートルを観測しました。
道が7日午後4時までにまとめた被害状況によりますと、道内では札幌市で男女2人が軽いけがをしました。
札幌市によりますと、▼48歳の男性が割れた窓ガラスの破片で顔を切ったほか、▼自転車を押して歩いていた78歳の女性が風にあおられて転倒したということです。
また、▼建物の天井がはがれ落ちたり、住宅の屋根がはがれるなどの一部損壊の被害が岩内町や稚内市など11つの自治体であわせて46軒出たほか、▼街路樹の倒木や損傷が、札幌市の136件を含む197件、▼さらに街路灯や標識が倒れる被害が札幌市で3件、赤井川村で1件、それぞれ確認されたということです。
このほか、収穫を控えたリンゴやナシ、トウモロコシなどの農作物にも被害が出ています。
増毛町にある果樹園では、収穫間近のリンゴやナシが木から落ちたほか、札幌市内の複数の農園でトウモロコシが倒れるなどの被害が出ました。
落ちたリンゴやナシの実は出荷できず、トウモロコシも、十分な実がつかないおそれもあるということです。
交通機関では、道北地方で離島とを結ぶフェリーに影響が出ていて、▼「ハートランドフェリー」によりますと、稚内と利尻島、礼文島を結ぶフェリーは7日、18便全便が欠航となったほか、▼「羽幌沿海フェリー」によりますと、羽幌港を出て天売島、焼尻島をめぐり羽幌港に戻る2便が欠航となりました。
このほか、6日から7日にかけてJR北海道の快速エアポートや普通列車、あわせて9本が運休したということです。