「3億円が当せんした」 詐欺事件で700万の被害

「3億円が当せんした」といううそのメールを信じた札幌市の60代の女性が、当せん金を受け取るための手数料名目でおよそ700万円分の電子マネーをだまし取られたことが分かり、警察は詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、7月29日、札幌市南区に住む60代の女性のもとに「3億円が当せんした」という内容のメールが届き、記載されていたURLにアクセスしたところ「受け取りの手続きには電子マネーによる入金が必要」などと書かれていたということです。
これを信じた女性は、繰り返し購入した電子マネーのIDを指定先に送り続け、あわせておよそ700万円分をだまし取られたということです。
“当せん金”が一向に振り込まれないことを不審に思って家族に相談し、被害に気づいたということです。
警察は詐欺事件として捜査するとともに、「宝くじが当たった」などと身に覚えのないメールが届いたら詐欺を疑い、警察の相談専用電話、「#9110」に連絡するよう呼びかけています。