函館市で3年ぶり戦没者追悼式 “戦争の教訓刻み平和願う”

太平洋戦争などで亡くなった戦没者を慰霊する函館市の追悼式が17日、3年ぶりに開かれました。

新型コロナウイルスの影響で中止が続き3年ぶりの開催となった追悼式には遺族などおよそ80人が参列しました。
まず参列者全員で黙とうしたあと、遺族を代表し、サイパンで父を亡くした森玲子さんが「尊い犠牲の上に日本が平和で豊かな生活を享受していることを忘れません。戦争が残した教訓を心に刻み、戦争のない平和な社会を願ってたゆまぬ努力をすることを誓います」と述べました。
そして、参列者たちは祭壇に花を手向けて戦没者をしのび、平和への誓いを新たにしていました。
昭和20年に青函連絡船への空襲で父を亡くし、遺体が見つからないままだという84歳の女性は「亡くなった人たちにやすらかに眠ってほしい。戦争がなくみんなが幸せな世の中になってほしいです」と話していました。
また、中国で父を亡くした85歳の女性は「父が生きていたらと思うと会いたいし抱きしめてほしいです。戦争では多くの犠牲者が出て家族も苦労する。戦争は絶対にしてはならないと強く伝えていきたいです」と話していました。