函館市 終戦の日に平和の鐘を鳴らす

終戦から77年を迎えた15日、函館市の寺などでは市民らが平和への祈りを込めて一斉に鐘を鳴らしました。

この取り組みは終戦の日を迎え、戦争の悲惨さと平和の尊さについて改めて考えてもらおうと、函館ユネスコ協会の呼びかけで毎年行われていて、ことしは市内にある10の寺と教会が参加しました。
このうち、函館市東川町にある「本願寺函館別院」には子どもやお年寄りなど10人あまりが集まり、順番に鐘を鳴らしたあと静かに手を合わせました。
函館市では終戦間際の昭和20年7月、アメリカ軍の空襲により少なくとも79人が犠牲になるなど、大きな被害を受けましたが、函館ユネスコ協会によりますと年々、遺族の高齢化が進むなどして、戦争の悲惨さを後世に伝えることが難しくなっているということです。
参加した小学生の男の子は「ロシアとウクライナが戦争を止めて平和になってほしいという願いを込めて鐘を鳴らしました」と話していました。
函館ユネスコ協会の土谷二朗会長は「戦時中、寺などにある鐘のほとんどは軍に接収されていたので、平和に鐘を突ける状況がこれからも続けばと思います」と話していました。