新型コロナ患者増の函館で救急搬送がひっ迫 道南530人感染

新型コロナウイルスの患者の救急搬送が増える中、函館市消防本部は、救急隊を増やして対応していますが、すべての救急隊が出動して空きの救急車がない時間帯が増えるなど、救急搬送がひっ迫しています。

函館市消防本部によりますと、新型コロナに感染し自宅療養中に体調が悪化した人などの救急搬送が急増していて、今月に入ってき11日までに新型コロナ関連の搬送は70件にのぼり、これまでで最も多かった先月1か月の77件を上回るペースになっています。
消防本部はこれまで9つの救急隊で対応してきましたが、搬送の増加を受けて今月4日から臨時に救急隊を1つ増やしました。
しかし、消防によりますと、医療機関でも患者が増えていることから受け入れ先の調整に時間がかかり、患者を救急車に乗せて待機してもらうケースもあるということです。
このため市内の人口が多い地域ではすべての救急隊が出動し、空きの救急車がない時間帯が増えているということです。
函館市消防本部救急課は「一般の救急搬送に加えて新型コロナの搬送が増加していて、スムーズに医療機関に引き継げない場合も多い。1分1秒を争う現場に影響を及ぼさないためにも、これ以上、搬送が増加した場合はさらなる対応も考える必要がある」と話しています。

【保健所「迷ったら受診・相談センター利用を」】
市立函館保健所は、体調が悪化するなどして救急車を呼ぶか判断に迷う場合は受診・相談センターの電話相談を利用するよう案内しています。
市立函館保健所は「電話はつながるまで時間がかかる場合もあるが、24時間対応なので、不安を感じたり119番通報を迷ったりする場合は電話してほしい」と呼びかけています。
受診・相談センターの電話番号:0120−568−019

【12日 道南で530人感染確認】
道南では12日、新たに530人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
このうち函館市は12日、396人が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
年代別にみますと、10歳未満が32人、10代が42人、20代が49人、30代が63人、40代が55人、50代が57人、60代が44人、70代が27人、80代が16人、90歳以上が11人となっています。
このほか道は、渡島地方で121人、桧山地方で13人の感染が確認されたと発表しました。
これで道南では12日、あわせて530人の感染が確認され、先週の金曜日より135人減少していて、14日ぶりに前の週の同じ曜日を下回りました。
一方、11日時点の道南の療養者数は人口10万人あたり1497.3人で、依然として道内で最も高くなっています。