宗谷地方北部で地震 中川町で震度5強 津波の心配なし

宗谷地方北部で地震 中川町で震度5強 津波の心配なし

11日午前0時53分ごろ、北海道で震度5強の揺れを観測する地震がありました。この地震による津波の心配はありません。

道内各地の震度は、▼震度5強が中川町、▼震度4が遠別町、猿払村、豊富町、幌延町、▼震度3が稚内市、音威子府村、初山別村、天塩町、浜頓別町、中頓別町、▼震度2が士別市、剣淵町、美深町、幌加内町、苫前町、羽幌町、北部の枝幸町、礼文町、利尻町、利尻富士町、興部町でした。
震源地は宗谷地方北部で震源の深さは4キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.4と推定されています。
また、この地震の前、11日午前0時35分ごろには、北海道で震度5弱の揺れを観測する地震がありました。この地震による津波の心配はありません。
道内各地の震度は、▼震度5弱が中川町、▼震度3が音威子府村、遠別町、天塩町、豊富町、幌延町、▼震度2が稚内市、名寄市、剣淵町、美深町、幌加内町、苫前町、羽幌町、初山別村、猿払村、浜頓別町、中頓別町、北部の枝幸町、興部町でした。
震源地は北海道宗谷地方北部で、震源の深さは4キロ。
地震の規模を示すマグニチュードは5.2と推定されています。

【中川町役場対策本部水道管破損の情報複数】
中川町の総務課の職員は、11日午前0時35分ごろに観測した震度5弱の揺れについて「役場から1キロほどの自宅にいたところ、今まで経験したことのないような横揺れが10秒ほど続いた」と話していました。
また、NHKが電話で取材をしていた午前0時53分ごろに今度は震度5強の揺れがあり、職員は「30秒ほどの横揺れがあった。先ほどより長く揺れが続いた。棚の上の物が落ちるようなことはなかったが、被害状況はこれから確認する」と話していました。
また、中川町は11日午前1時10分、石垣寿聰町長をトップとする災害対策本部を立ち上げました。
対策本部によりますと、地震によって住宅の水道管が破損したという情報が数件寄せられているということです。
けが人などの情報は今のところ入っていないということです。

【道・災害対策連絡本部立ち上げ】
道は、この地震を受けて、「災害対策連絡本部」を立ち上げ、情報収集を進めています。
11日午前1時40分現在、被害の情報は寄せられていないということです。

【1管海保 災害対策室を設置】
第一管区海上保安本部は11日午前0時54分に災害対策室を設置しました。
きょうの日の出の午前4時半ごろから航空機で被害状況の調査を行うとしています。
現在のところ、被害の情報は入っていないということです。

【北電・停電の情報なし】
北海道電力のホームページによりますと、11日午前2時現在、この地震による停電の情報は入っていないということです。

【高速道路 通行止めなし】
NEXCO東日本と旭川の道警高速隊によりますと、11日午前1時10分現在、先ほどの地震の影響による被害の情報はなく、通行止めなども行われていないということいです。

【住宅で食器割れる被害】
中川町の住宅では地震の揺れで台所の棚から何十枚もの皿や茶わんが床に落ちて割れる被害があり住民が片づけに追われていました。
この住宅に住む82歳の女性は「家がバラバラになるかと思うくらい激しい揺れでした。余震も続いていてよく眠れず不安です」と話していました。

【中川町の特別養護老人ホームでは】
震度5強の揺れを観測した北海道中川町にある特別養護老人ホームで働く50代の施設職員は、「揺れたときは自宅にいて、食器棚からコップが落ちて割れるなどしました。そのあと、自分が働いている老人ホームに行って施設内の状況を確認しました。施設には、高齢者が40人あまりいて、地震に驚いて起きる方や、テレビをつける方がいましたが、全員けがはありませんでした。また、電気や水道も問題ありませんでした。まだ全てを見回ったわけではないですが、地震の被害は、防火扉が開いたり、ファイルが落ちたりしたくらいでした」と話していました。

【中川町の宿泊施設では】
震度5強の揺れを観測した北海道中川町の宿泊施設「ポンピラアクアリズイング」によりますと、最初の震度5弱の地震でエレベーターが止まるなどしましたが、棚から物が落ちることはなかったということです。
しかし、その後、震度5強の揺れを観測した地震では強い横揺れが10秒ほど続き、棚から物が落ちるなどしたということです。
地震発生当時、宿泊客が20組ほどいたということですが、けが人などはいないということです。

【中川町の寺では】
震度5強の揺れを観測した北海道中川町にある大悟寺の住職によりますと、「最初に揺れを感じたときはドンと下に下がる感覚だった。その後に来た地震のほうが大きな揺れを感じて、棚に置いていたものなどがいくつか床に落ちた。今は電気もついてるし、水も出ている」と話していました。

【中川町立診療所では】
震度5強の揺れを観測した北海道中川町の中川町立診療所で働く50代の女性の看護師は、「地震のときは仮眠をしていて、強い揺れがガンと来て目が覚めた。そのあとはゆっくり揺れていた。診療所には、入院している患者が2人いるが、けがはなく、職員もけがはなかった。診療所内は、ファイルやモニターなどの不安定なものが倒れたが、いまのところ、そのほかの被害は確認されていない」と話していました。

【中川町の神社では】
震度5強の揺れを観測した北海道中川町にある中川神社の神職を務める男性は、「ちょうど寝ようと思っていたときに地震が起きた。2回揺れて、どちらも横揺れを10秒くらい感じた。これから鳥居など神社の敷地内に被害がないか確認しにいく」と話していました。

【中川町の中国料理店では】
震度5強の揺れを観測した北海道中川町で中国料理店を営む40代の男性は「片づけをしている最中に、大きな横揺れが2秒から3秒ぐらい2回あった。けがはしなかったが、棚に置いてあった瓶がほとんど落ちて、店の中に散乱している」と話していました。

【幌延町・幌延深地層研究センターでは】
震度4の揺れを観測した幌延町にある日本原子力研究開発機構の「幌延深地層研究センター」によりますと、敷地内の施設や設備で異常は確認されなかったということです。

【幌延町に住む男性の話】
震度4の揺れを観測した北海道幌延町に住む男性が11日午前0時53分ごろの地震発生時に撮影した映像では、部屋の照明のひもや干してあるタオルが揺れている様子が分かります。
男性によりますと、自宅の1階で仕事をしていたところ、一気に突き上げるような揺れがあり、そのあと小刻みな横揺れが1分ほど続いたということです。
冷蔵庫の上に置いていたオーブントースターが落ちて一部壊れたということで、男性は「4年前に北海道に移住してきてから大きな揺れを感じたのは初めてで、夜でもあり怖かったです」と話していました。

【道内で震度5強以上の揺れは2019年以来】
気象庁によりますと、北海道で震度5強以上の揺れを観測したのは、2019年2月に胆振地方中東部を震源とするマグニチュード5.8の地震以来です。