広島原爆から77年 札幌でも死者悼む

広島に原爆が投下されてから77年となる6日、札幌市でも犠牲者を悼む追悼会が開かれました。

この追悼会は、北海道被爆者協会が犠牲者を追悼して語り継ぐとともに、核兵器廃絶を訴えるため、毎年8月6日に開いています。
札幌市の会場には、道内各地から被爆者や遺族など、およそ70人が集まり、この1年間に道内で亡くなった被爆者の名前の一部が読み上げられました。
そして、出席者全員で黙とうをささげたあと、会場に設けられた祭壇に水や花を供えて、犠牲者を追悼しました。
追悼会では被爆者の証言を聞く集会も開かれ、生後5か月の時に母親とともに広島で被爆した中村正子さん(77)が、「弟は重い障害を持って生まれ、21歳で亡くなった。核兵器だけは絶対に使ってはなりません」と訴えました。
国や道のまとめによりますと、道内の被爆者数はことし3月末現在で218人と、去年の同じ時期より14人減り、平均年齢は85.38歳となっています。
ロシアの軍事侵攻により、世界中で核の脅威に対する危機感が広がるなか、若い世代に記憶を継承する重要性がより高まっています。
北海道被爆者協会の廣田凱則会長は「唯一の被爆国である日本から世界に向けて核兵器廃絶をアピールしてほしい」と話していました。