千島・日本海溝の巨大地震想定 函館市で住民参加し訓練

北海道から岩手県にかけての沖合にある千島海溝と日本海溝で巨大地震と津波が発生したことを想定して、函館市で、6日、住民が避難の手順などを確認する訓練が行われました。

6日の訓練は、浦河沖を震源とするマグニチュード8を超える巨大地震が発生し、北海道の太平洋沿岸西部に大津波警報が出されたという想定で行われ、地域住民などおよそ70人が参加しました。
今回の訓練では、住民が指定された避難場所に行くまでの経路確認が主な目的で、大津波警報が出たあとに、参加者が歩いて避難先の小学校に集まりました。
避難したあとは、新型コロナウイルスの感染対策のため、検温や消毒を行い、名簿に名前などを記入して、避難確認を受けていました。
また、小学校の体育館には避難生活で使用する素材が段ボールのベッドや空気で膨らむマットなどが展示され、参加者が使い心地を確かめていました。
参加した80代の男性は「函館市は海の街なので当然、津波を意識しなければならない。訓練を積み重ねて、自然災害に備えるという姿勢を持ち続けたい」と話していました。
函館市災害対策課の井上徹也課長は「災害で避難する際には夜中で寝ている時や、雪が降っているなどいろいろな悪条件がありえる。そうした悪条件を念頭に、この訓練が万が一のことを考えるきっかけにもなってほしい」と話していました。