北方領土引き揚げ者多い富山の中学生 道庁訪問し領土返還訴え

戦後、北方領土から引き揚げてきた人が北海道に次いで2番目に多い富山県の中学生が5日、道庁を訪れ、「早期返還を願う県民の思いには一際強いものがある。北海道とともに運動を展開していく」という富山県知事のメッセージを伝えました。

道庁を訪れたのは、富山県内の中学生9人です。
富山県は、戦後、北方領土から引き揚げてきた人が北海道に次いで2番目に多く、例年、中学生を道庁に派遣してきましたが、新型コロナウイルスの影響で去年とおととしは中止され、今回は3年ぶりの派遣となりました。
道の幹部と面会した中学2年生の朝野千晶さんは「富山県は北方領土からの引き揚げ者が多く、早期返還を願う県民の思いには一際強いものがある。北海道の皆様と共に力強い運動を展開していく」という富山県知事のメッセージを読み上げました。
これに対し、道総務部の東田俊和北方領土対策局長は「国民のひとりひとりが理解を深め、国の外交交渉を後押しし、支えていくことが重要だ。皆さんのような若い方々が地元の中学生と交流し、返還の輪を広げていってほしい」と応じました。
一行は6日、根室に移動し、7日に開催される北方領土返還要求市民大会に出席するほか、現地の中学生と交流を深めることにしています。