札幌の図書館でシベリア抑留資料展示 強制収容所での体験など

終戦後の「シベリア抑留」について、元日本兵や民間人の強制収容所での体験などを記録した資料が札幌市の図書館で展示されています。

終戦後、旧ソビエトによって57万人を超える元日本兵や民間人がシベリアなどに抑留され、寒さや過酷な労働などでおよそ5万5000人が亡くなったとされています。
終戦の日を前に、札幌市中央図書館では、抑留された人たちが過ごした強制収容所をテーマにおよそ40点の資料が展示されています。
展示されているのは強制収容所での体験をまとめた回想録や絵画集で、強制労働や食糧不足による栄養失調など当時の過酷な状況を伝える内容となっています。
札幌市中央図書館では、シベリア抑留を体験した札幌市の男性から寄贈された4000点余りの資料など関連する資料を所蔵していて、一般に公開しています。
小学生の息子と訪れた母親は「シベリア抑留についてはあまり知らないですが、絵があるものもあって読みやすいです」と話していました。
札幌市中央図書館の今堀永調査相談係長は「記憶はどんどん薄れていくので図書館の貴重なコレクションを見ていただき、社会で記憶を残していくことが大切だと思う」と話していました。
この展示は今月23日まで行われます。